「前に居たよね。
気になっていたんだ。」
何かドキドキする様な言葉。
でも、そんなドキドキなことでは無く
わたしに興味をもっていた方からの言葉です。
残念。
恋愛とはまた違う種類の言葉でした。
あたしは
小さくて年齢不詳
イラストレータで
芝居もやっている
面白い人材
らしい。
その方は、
完璧。パーフェクト。
掃除も料理も
経済的にも
人間的にも。
そんな人が居るのですよ。
「ぼくはね、二十歳の時に考えたんだ。
一生生きていくのに必要なお金はいくらくらいなのかって。」
すげー。
なにそれ。
「で、30歳で結婚して子供は3人。計算したら5億円くらい必要だと出た。」
へー。
「その頃大学生だったから、30歳でその生きる為に必要な5億円を稼ぐとしたら、
サラリーマンって選択は無くなったのね。
だからずっと自営業してるの。」
そっか、単純計算で5億を30歳までにってしたら大変だもんなあ。
「でも、ちゃんと貯まったよ。」
え!!!?
すっごい!
「夏休みの宿題ってあるでしょ。いつもぼくは3日くらいでやっちゃってたの。
だってさ、やったらそのあと遊び放題でしょ。
人生だって同じだよ。」
あ、あたしはいつも最後にひいひい言っていた人です。。。。
「計画的にやればいいんだよ。ぼくのうちは一生分の乾電池と三ヶ月分のトイレットペーパー、
半年分の電球はちゃんとあるし。
突如として必要な物が無いってことは、安心出来ないし出費も重なるからね。」
確かに。
でも、あたしにはそこまで出来ない、、、。
その方は、確かに成功している人なので。
こういう計画的にきっちりした人生を送っているから先が見通せるのかな。
で、芸術にもたけているこの方。
世界中を飛び回って五感、、、いや第6感も使って芸術を感じているそうで。
「本物を沢山観なさい。それはお金なんて関係ないんだよ。
ぼくは若い頃ひどく貧乏だったけど、ご飯が食べられなくても
オペラやミュージカル、歌舞伎を観に行ったよ。
本物になるには、本物を観ないと。」
確かに!!
本物を知らないで本物になりたいなんて言えるのか!?
とても意気投合したひととき。
あたしよりも何十年もさきに生まれて
それだけの経験をして
あたしにおくられた言葉。
ほんの小さな事でも感動出来るこころは
やっぱり人には必要なんだと。
こころに潤いを。
感覚を研ぎすませ!!