冒頭の、チルクート峠を越える大勢の探掘者は、近くのサクラメントにいたホームレスなど600人をかき集めたものだったという。
チャップリン映画としては異例の大規模なロケーションを敢行したり特撮を取り入れたり、
「チャップリン映画の中で最も力が入っている作品」とする評価もある。
チャップリン自身、晩年に至るまで「チャーリーといえば、まずこの作品のチャーリーを思い浮かべて欲しい」と繰り返し述べている作品である。
ストーリーは
雪深い山に金鉱を捜し求めてきた一人の金鉱探し・チャーリー。ビッグ・ジムと別れ、麓に出来た新興の街にやってきたチャーリーは
酒場で偶然再会したビッグ・ジムと艱難辛苦の上、
って言う最後もいいんだ。ハッピーエンドで終わる。
有名な『靴を食べるシーン』。
あまりの空腹で自分の履いていた革靴を茹でて食す。
本当に食べていたから、食べられるもので作っていたのだろうけど
その材料は何だったんだろう。「海藻」とか言う説もある。
こちらは『パンのダンス』。
フォークをパンに突き刺して足に見立ててダンスをする。
これも素敵なシーン。本当にダンスしているのだ。
名シーンが沢山ある作品。
『あれ?これってドリフターズのコントで観たことある!』
みたいなシーンもあって、チャップリンのインスパイアが入っていたんだなと
更に実感した所もあった。
チャップリン作品で『サーカス』というDVDも探しているのだけど
巡り合わせが悪いのか、、、
まだ手に入っていないのです。
その作品はレンタルでは観たことがあるけれど
命綱なしで動き回る猿を背負いながら綱渡りをするシーンがあって
それは命をかけて撮影したものだというんです!
チャップリン作品だけじゃないけれど
こういった制作秘話を知るともっと面白く観れる。
チャップリンは『パントマイムこそ世界共通の言語』
と言っていたそうです。
確かに、作品を見ると言葉なんてなくても理解出来るストーリーと
世界共通の笑いがつまっている。
しかも、誰かを傷つける笑いではなくて
自身が笑われているのだ。
そこが素晴らしいと思うのです。
いや〜、やっぱりすごいや、チャップリン!!